水分を補給するだけで、うるおいは手に入らない

ヒトの体は、赤ちゃんのときは体重の80%以上が水でした。

それが60歳になると50%にまで体内の水分が減少します。

みずみずしいブドウが干しブドウになるように、体の中の乾燥が始まると、干しブドウの表面がシワシワで色も黒っぽくくすんでしまうように、見た目の老化も始まるのです。

だから欠かしてはならないのが、水分補給と汗をかくことです。

いくら水分を補給しても、汗をかいたり尿で排出しなければ、どんどんむくんでしまいます。

特に美肌のためには、汗をかいて肌にある汗腺を清潔な状態に保っておくことが大切です。

最近では水にこだわる人が増えて、世界中のミネラルウォーターが販売されています。

それだけではなく、アルカリイオン水、水分子の小さい機能水、水素水、炭酸水などが販売されています。

これらの機能水に関する効果については、未知数のものが多く、はっきりと科学的なエビデンスが認められたものは少ないですが、今後研究が進み、何らかの美肌効果が検証されれば、美肌の水として人気になりそうです。

美肌の水と言えば、日本では温泉のお湯を飲む飲泉という健康法が昔からあります。

これに関しては、温泉の研究者がいくつかの研究報告を発表しています。

水素水に関しては、有名な大学の研究者が集まって、研究成果を発表する学会も設立して、興味深い報告や研究データが毎年注目されています。

自分がおいしいと思う水を飲み、体内の水分が枯渇しないように、こまめに水分補給をするように心がける程度でいいと思います。

細胞を老化させないための食習慣

食養生と言いますが、食べ物は、新しい細胞をつくるためのタンパク質を供給する供給源ですから、疎かにしてはいけないアンチエイジングのための大切な要素です。

あなたがもしジヤンクフード、お菓子、ジュース、インスタント食品ばかり食べていれば、あなたの体はジャンクフードやインスタント食品からできた細胞で構成されてしまうのです。

そんな不健康な食事でできた細胞まみれの体になったら、10代でも20代でも、疲れやすく、病気ばかりして、髪が痩せたり、肌が荒れたり、老けを感じたりするはずです。

アンチエイジングには、60兆個の細胞を健康でキレイな状態に保つことが最も重要で、それを維持するためには、食事がとても大切です。

シンプルに説明すると、細胞の原料になる良質のタンパク質(肉・魚)、タンパク質の分解や合成に必要なビタミン・ミネラル(野菜・果物)、老廃物を排出するための食物繊維(野菜・果物)、ホルモンや体の調子を整える脂質(魚・ナッツ類)、細胞の傷を修復する抗酸化物質(野菜・果物)などを、体調に合わせてバランスよく食べることです。

注意しているのは「精白した食品」には手を出さないようにしています。

ご飯は白米より玄米、パンやパスタも全粒粉のもの、白い砂糖や精製塩は使わずに、黒い砂糖や自然塩を使う。

また、レモン、すだち、ゆず、みかん、しようが、にんにく、ワサビ、大葉、山椒、トウガラシ、コリアンダー、ゴマ、パプリカ、コショウなど、さまざまな香辛料やハーブ、フルーツなどを料理に使うことです。薬味や香辛料など味、香り、色が濃い植物には、フィトケミカルといって、野菜が自分の身を守るための強力な抗酸化成分が含まれています。

井物、みそ汁、麺類など、薬味をたっぷりかけようと思えば簡単にできるメニューもいっぱいありますから、ぜひ実践してください。